皇居宮殿の一般参賀へ、令和になって初めて行ってきました!
新年と天皇誕生日に行われ、内廷皇族である天皇皇后両陛下・敬宮愛子内親王殿下をはじめ、その他の皇族方のお姿も間近で拝見できる貴重な機会です。
この記事では、
- 一般参賀ってどんな感じ?当日の流れとタイムログ
- 服装について
- 注意点と準備しておくべきこと
- 行ってみた感想
を中心に、これから参加を検討している方や、興味がある方の参考になれば嬉しいです!

この記事を見れば、イメージトレーニングできますよ!
⇩ 一般参賀では、皇居長和殿ベランダにお出ましになる皇族方を東庭から拝見します。
一般参賀当日の流れとタイムログ

ここでは、実際に行ってみた一般参賀当日の流れと、タイムログを紹介します!
スマホ写真の撮影時刻データから、一般参賀当日のタイムログは以下のとおりでした。
- 9:09 馬場先門交差点
- 9:13 楠木正成像近く
- 9:15 桜田門付近
- 9:17 保安検査
- 9:20 列につく
- 9:30 (参入時刻)
- 9:57 列が動き始める
- 9:59 正門石橋
- 10:02 二重橋(正門鉄橋)
- 10:03 中門
- 10:10 1回目のお出まし
- 11:00 2回目のお出まし
- 11:20 宮内庁庁舎前
- 11:21 富士見櫓下
- 11:28 百人番所
- 11:36 大手門交差点

皇居敷地内に入って1回目のお出ましまでは約1時間でした。
⇩ 一般参賀への入場ルートは桜田門・馬場先門・東京駅から行幸通りを通ってなど、いくつかルートがありますが、最終的にはどこも皇居前広場で列につきます。

私は有楽町駅から向かいましたので、その様子をお伝えします。
⇩ 9:09 馬場先門の交差点に着きました。まだ人はまばらです。

⇩ 9:13 楠木正成像近くです。


もしトイレに不安を感じたら、近くに常設のキレイなトイレがあります。
⇩ 9:15 桜田門付近で日の丸を配布されていますので、忘れずに貰っておきましょう!

⇩ 9:17 保安検査場で全員洩れなく検査を受けます。


以前は手ぶらの人は手荷物検査はスキップ出来ましたが、今は全員受ける必要があります。
ポケットの中のもの、カバンの中、ボディチェックを受けます。
⇩ 9:20 列につきました。ここまで保安検査時を除いてノンストップでした。

9:30 (参入時刻)になりましたが、私たちの列はまだまだ動きません。
⇩ 9:57 私たちの列もやっと動き始めました。

⇩ 広い皇居前広場には、多くの人たちが一般参賀に集まっていました。

⇩ 9:59 正門石橋を渡ります。

⇩ 9:59 正門に差し掛かりました。

⇩ 10:02 伏見櫓が見えてきました。

⇩ 10:02 二重橋(正門鉄橋)からの眺め。皇居前広場には、まだまだたくさんの人が。

⇩ 10:03 中門から東庭に入りました。


長和殿ベランダの正面には既にたくさんの人がスタンバイしています。
私は少し手前の前列を確保して、お出ましまで待つことにしました。
⇩ 10:10 待ちに待った1回目のお出ましです。

⇩ 拡大してみました。朝日がさし込んで反射はありますが、皇族方のお姿がよく見えます。


皇族方がお出ましになると、歓声・どよめき・「天皇陛下万歳!」など、皆さん一斉に日の丸を振られています。
天皇陛下のお言葉が始まると皆さん静かに聞き入って、お言葉が終わると再び歓声があがり、気分も最高潮です!
⇩ 1回目のお出ましが終わりましたが、人混みで出られません。なのでこのまま2回目のお出ましを待つことにしました。


ところで皇宮警察の制服ってカッコ良いですね!
⇩ 11:00 2回目のお出ましです。

⇩ 洗練され素晴らしすぎる天皇陛下、大輪の牡丹のような華やかさの皇后陛下、そして敬宮殿下の神々しさに圧倒されました。

2回目のお出ましが終わり、人混みをかき分けて帰路につきます。
⇩ 11:20 宮内庁庁舎前からは富士見櫓が良く見えます。


ここから乾通りを通って乾門からも出ることができましたが、私たちは大手門から出ることにしました。
退出門はそのときどきで変わります。
もし乾門から退出できる場合は、乾通りを通ることができるのでお得な気がします。
乾門から出てお堀沿いを散歩したり、靖国神社に初詣に行くのも良いかもしれません。
⇩ 乾通り一般公開の様子はこちらの過去記事をご覧ください。
ただし乾門よりも、桔梗門や大手門のほうが飲食店や駅に近いので便利です。

皇居は広いので、状況に応じて退出門を選んでください。
⇩ 11:21 富士見櫓下。日本晴れで美しいです。

⇩ 11:28 皇居東御苑の百人番所まで来ました。


ここから左には中之門があり通常は天守台へ行けますが、一般参賀の日は行けないようになっていました。
この先は三の丸尚蔵館の前を通り、大手門から退出します。
なお大手門の手前にあるトイレは使用することができました。
⇩ 11:36 交通規制された大手門交差点。


すっかりお腹が減ってきました。
一般参賀の服装について
皇居前広場に着いて1時間半から2時間は、寒いなか歩きっぱなし立ちっぱなしです。
ただし人混みの中なので上半身は割と大丈夫ですが、足元が寒いです。

と言うことで、とにかく足元を固めておきましょう!
また皇居前広場は玉砂利が敷き詰めてあるのですが、風が吹くと砂埃がすごいので、マスクを推奨します。
⇩ 服装のポイント
- 足元は歩きやすく楽なスニーカー
- ロングダウンコート
- 裏ボアやダウンパンツなど風を通さず温かいズボン
- 腰orお腹に貼るカイロ
- 砂埃吸引防止のマスク
⇩ フード付きのダウンロングコートですが、エレガントで温かいです。
⇩ 最近のダウンパンツもスタイリッシュで温かい。

風邪をひかないように、防寒対策はぬかりなく。
一般参賀の注意点と準備しておくこと
一般参賀は、人混みの中を長時間歩く&立ちっぱなしです。
さらに写真撮ったり日の丸を振ったりと忙しいです。
一般参賀を快適にするポイントはズバリ!

両手を自由にすること!
トートバッグやリュックは人混みで引っ掛かるため歩きにくいことこの上ないと思います。
キャリーバッグは論外で、保安検査場ではじかれます。
⇩ 以下に気を付けて準備しましょう。
- ジッパーで閉まる小さなサコッシュをコートの中に入れるのがベスト
- 大きな荷物や刃物は持ち込めません!荷物は最小限に。
- 人混みで日の丸を振りながら写真を撮るため、スマホはネックストラップが便利
- 屋外に1時間以上留まることもあるので、防寒対策は万全に。
- 事前にしっかり食べておきましょう
⇩ こんな感じのサコッシュの上にコートを着ると、スリ対策にもなっておすすめです。
一般参賀に行ってみた感想
天皇陛下から新年のお祝いの言葉を賜る新年一般参賀。
年配の方は車イスで参加したり、意外にも若い人たちも多く、幅広い年齢層の方が来られていました。
集まったすべての人が歓喜し一斉に日の丸を懸命に振る、この一体感は実際にその場に居るからこそ感じられるもの。
今年一年が素晴らしい年になると確信し、とてもありがたくて晴れやかな気分になりました。
私たち日本人は天皇陛下を戴いている、とても幸運な民族なのだと実感できると思います。
一般参賀には外国人の姿も多かったのですが、「うらやましいでしょ?」とちょっと誇らしい気分にもなります。
皇室の是非について様々な意見がありますが、私は皇室は家庭における子供のようなものと思います。
居なくても困らないし、居ればお金もかかるし、何かと心配でヤキモキするし腹の立つこともある。
しかし他人に褒められたり、立派に成長した姿を見ると、とても嬉しく誇らしい気持ちになる。
だから、私個人的には「是」だと思うのです。
そして普段は入ることの出来ない皇居内に入れる点もうれしいポイント。
ご存じのとおり皇居は旧江戸城。
普段は遠くに見る伏見櫓や富士見櫓を、真下から眺めることができます。
歴史建築や遺構に興味のある方にも絶好の機会です。
そして忘れてはならないのが、皇室があるからこそ、東京のど真ん中にあって再開発されることなく、歴史遺構や自然が守られているということです。

とにかく、絶対に行った方が良いです!

