東京国立博物館(トーハク)で開催中の国宝展には、ぜひ単眼鏡を持って行きましょう!
単眼鏡があればどんな人混みでも、あらゆる物が手に取るように、しっかりと鑑賞できます。
今回は単眼鏡を持っている人だけが楽しめる世界と、単眼鏡を購入するにあたってのポイント、それから愛用中のビクセン単眼鏡のレビューをレポートします。
肉眼では見ることが出来ない、刀剣の「沸(にえ)」や「匂(におい)」など独自の美しい粒子は、単眼鏡があれば見ることが出来るんです。
単眼鏡で感動が広がる美術鑑賞
正直、単眼鏡が無くても、美術鑑賞は楽しめます。
しかし単眼鏡があれば、繊細な表現や超絶技巧を拡大して手に取るように堪能でき、その耽美な世界は肉眼では決して味わうことが出来ません。
肉眼では難しい美術鑑賞ポイントは以下の通りで、同じ美術鑑賞をするなら、単眼鏡を持っていないと勿体ないとさえ思います。
- 刀剣の刃文や精巧な刀身彫刻
- 洛中洛外図に描かれている人々の生き生きとした表情
- 仏画などに用いられている繊細な截金(きりかね)の技法
- 浮世絵の生え際の髪の毛一本一本まで彫り込まれた超絶技巧
- 螺鈿の精巧な細工
- 混雑して展示品から離れていても、目の前にあるかのように鑑賞できる
⇩ 大奥の着物に施されていた、金糸銀糸の刺繍の一針一針も見ることができます。
単眼鏡があると無いとでは、ホントに感動が桁違いです!
そもそもなぜ単眼鏡なの?双眼鏡じゃダメ?
美術鑑賞には、双眼鏡じゃダメかな?
双眼鏡は、遠くのものを見るには良いけど、例えばガラスケースの中にある巻物を拡大して見る、ということには適してないんだ。
⇩ MIA展でのガラスケースに入った巻物。たしかにこれを双眼鏡で見ようとは思わない。
単眼鏡を選ぶポイント
愛用中の単眼鏡は、ビクセン 4倍単眼鏡 アートスコープ H4×12 です。
美術館へ持って行くアイテムとして、以下が購入のポイントでした。
- 手ブレの少なさと視界の明るさを重視 → 4倍
- 持ち運びに便利な大きさ
- 手軽に美術館に持って行ける収納ケース・レンズキャップ付き
- 美術館での落下防止のネックストラップ付き
- 光学機器の老舗メーカーVixen(ビクセン)
- 安心の日本製
- 高級感のある見た目と華やかな色
美術館へのおでかけに、気分がワクワクする見た目であることは大きなポイントだと思います。
ビクセン 4倍単眼鏡 アートスコープ H4×12 のレビュー
⇩ 愛用中の ビクセン 4倍単眼鏡 アートスコープ H4×12 です。
⇩ ヤクルトより小さい!
⇩ 収納ケースも赤いので、カバンの中でも見つけやすいです。
⇩ ネックストラップも付いているので、美術館で無くす心配もありません。
⇩ フタを外した状態です。
⇩ フタにはVixenと入っています。両方同じです。
⇩ こちらのゴムが付いた方を目に合わせます。
⇩ 対象物に向ける方は径も大きく、明るさをよく取り込んでくれます。
⇩ ピントを合わせるには、本体をぐるぐる回します。最大限に伸ばした状態です。
⇩ 安心の日本製です。
つや消し仕様で上品なレッドで、ネックストラップで首から下げるとアクセサリーのようでお気に入りです。
上級者でもっと大きく見たい!という方は6倍を。
ただしどうしても手振れが大きく、少し暗めになります。