
ニュージーランド南島の人口約300人ほどの小さな小さな町テカポは、ニュージーランド南島最大の都市クライストチャーチとマウントクックの間に位置し、長距離バスの休憩地点になっています。
多くの旅行者は、この30分程度の休憩中にテカポ湖と教会の写真を撮ってテカポを後にしますが、ここは星空がキレイに見えることでも有名で、この星空で世界遺産登録を目指しているほどです。

ぜひ何泊かして、星空観賞やミルキーブルーなテカポ湖の湖畔の散歩など、日本にはない風景に身を置いてほしいと思います。
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テカポ湖畔のミルキーブルーな世界
テカポ湖畔に建つ、善き羊飼いの教会

この教会にはステンドグラスはなく、代わりにテカポの風景がその役割を果たしています。

教会の外にはルピナスが咲いていました。

テカポ湖の周りを歩きます。リリーバンクロードを北東に向かって進みます。木の隙間からミルキーブルーの湖が見えます。
入浴剤か水色の絵の具を溶かしたようなこの色は、氷河が岩石を砕き、その成分が水と混ざることによって生まれます。
ちなみにマウントクックのフッカー氷河湖やタスマン氷河湖は乳白色でしたが、その色の違いは、溶け込んだ岩石の成分の違いだそうですよ。

テカポ湖の東からの景色です。日光の反射の加減か、湖の色が違って見えます。
ここまで来ると周りには誰もいません。この景色独り占めです。

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遊覧飛行でNZ最高峰の頂や氷河を鑑賞する
テカポからはエアサファリの遊覧飛行に参加しました。
小型飛行機に乗って、フランツジョセフ氷河やマウントクックを上空から見ることができます。

離陸してすぐ、ミルキーブルーのテカポ湖が真下に見えてきました。

テカポ湖に浮かぶ島。独特なミルキーブルーの湖の色は、上空から見るとさらに際立ちます。

飛行機はさらに上空へ向かい、気が付くと雪を抱えた山脈が目前に。

飛行機は氷河の上まで上がってきました。

氷河を上から見ます。こうしてみると氷河は読んで字の如く、「氷の河」だというのが良く分かります。

手が届きそうなほど目前に迫る氷河。大迫力です。

上空から見るマウントクック。

小型飛行機の内部。全席窓側で、コックピット丸見えです。

こちらも読んで字の如く「雲海」。

飛行機が高度を下げてきました。もうそろそろ遊覧飛行もお仕舞いです。
奥に見えるのがテカポ湖です。手前の普通の色の湖と、全然色が違います。

この遊覧飛行はホントにオススメです。
よほどの冒険家しか見ることができない風景を、座席に座ってラクラク見ることが出来ます。
それに空から見るミルキーブルーのテカポ湖の美しさもまた格別です。