上野公園内にある国立科学博物館(科博)に行ってきました。
明治10年に設立された総合科学博物館である国立科学博物館(科博)は、恐竜の化石に圧倒されたり鉱物展示に見入ったり、まるで小学生の夏休み気分を思い出すような、童心に帰れる数少ない場所です。
同時に重厚でクラシカルな建物に、オトナのときめきを感じることもできます。
現在国立科学博物館では、無料入館対象者やぐるっとパス利用者を含め、すべての入館者に予約サイトからの入館予約が必要ですので、忘れずに予約をしてから訪れましょう。(詳細は記事の最後に載せています)
⇩ 訪れた日は見事な日本晴れで、青い空に日の丸が映えていました。
常設展示
⇩ 常設展示の恐竜の骨格展示の入り口には、ユーモラスなポーズの人間の骨格がお出迎え。
⇩ 地球館地下1階は、科博の目玉の一つである恐竜の骨格展示室。
⇩ トリケラトプスの重量感はすごい。
⇩ ティラノサウルスの雄叫び。こんなのに狙われたらひとたまりもありません。
⇩ 日本館の3階北翼には、福島県で発見されたフタバスズキリュウの復元骨格が展示されています。
小学生のころ、鈴木さんという高校生が当時新種のこの化石を発見し、フタバ”スズキ”リュウと名付けられたと知ったときは、子供ながらとてもロマンを感じ、当時福島県いわき市の施設で展示されていたこの復元骨格をぜひ見てみたいと熱望していました。
しかし山口県に住んでいる小学生に叶えられるはずもなく、出張で国内外を飛び回っていた父親に「私の代わりに見に行って!」と無理を言ったことを憶えています。
大人になって、いつの間にかフタバスズキリュウのことは忘れてしまっていたけど、小学生の頃の希望がついに叶ったことに感慨をおぼえたよ。
⇩ 鉱物展示室では、鉱物がカッコ良く並んでいます。
⇩ 日本館の2階には、本物のハチ公のはく製があります。とてもかわいくて、とても賢そう。
国立科学博物館日本館の 建物(国重要文化財)
⇩ 昭和6年に竣工した国立科学博物館日本館の建物は国の重要文化財で、その建物を見るだけでも充分に楽しめます。
⇩ 車寄せに隣接する旧エントランス。ドアの上のアーチや意匠がステキです。
現在こちらはベビーカー置き場となっており、ここは世界一ステキなベビーカー置き場ではないかと思います。
⇩ ベビーカー置き場の照明は、光の反射が旭日模様になっています。
⇩ 旧エントランスホールには、立派な石柱とドーム型の天井からなる空間に圧倒されます。カメラに収まりきらない広さです。
⇩ ドーム型の天井。漆喰装飾とステンドグラス、それに照明のバランスがステキです。
⇩ 上の階へ上ると、ドーム型の天井をもっと近くに見ることができます。
⇩ ここから見ると、漆喰の装飾が良く見えます。
⇩ 美しいカーブを描く階段の手すり、これ石造りなんですよね。
⇩ 天井部分にも、とても美しいステンドグラスがあります。
⇩ 重要文化財の建物だからこその、このクラシカルな雰囲気の展示室は、科博の魅力のひとつですよね。
⇩ 多くの国立博物館がそうですが、ここも1日では周り切れず、あっという間に閉館時間になってしまいました。
⇩ 全長30mのシロナガスクジラがお見送りしてくれます。
⇩ ライトアップされた科博もカッコ良い。
データ
現在国立科学博物館では、無料入館対象者やぐるっとパス利用者を含め、すべての入館者に予約サイトからの入館予約が必要です。
入館予約
予約は無料、ただし規定の入館料は必要
予約サイトからのみ予約可能
20分ごとに定員を設けての入館。ただし滞在時間の制限はなし
開館時間
通常 9:00 ~17:00(入館は16:30 まで)
金曜日・土曜日 9:00 ~20:00 (入館は19:30 まで)
※当面の間、夜間開館(金曜日・土曜日 17:00~20:00)は休止されています
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
年末年始(12月28日~1月1日)
入館料(常設展示)
一般・大学生 630円
高校生(高等専門学校生含む)以下 無料
※他にも無料入場や割引など用意されています。
常設展チケット販売窓口における決済方法
・ クレジットカード (Visa , MasterCard , JCB , ディスカバー , ダイナースクラブ , アメリカン・エキスプレス)
・ 電子マネー (iD , Waon , Edy , Suica , PASMO , ICOCA , Kitaca , ToICA , SUGOCA , nimoca , はやかけん , manaca , 銀聯)
・ QRコード決済(PayPay)
国立科学博物館は、上野公園内にあります。
⇩ ミュージアムショップのレポート記事はこちらです。