パリ14区のモンパルナスには、かつてピカソやマティスなど、エコール・ド・パリの芸術家たちが集まっていたという有名なカフェやブラッスリーがいくつかあり、ラ・クーポールもそのうちの一軒です。
いずれも人気店なので、もし予約をとっていなければ、人の少ない夕刻に入店することをおすすめします。
ラ・クーポール訪問レポート
⬇️ディナーには少し早い夕刻、ひとりでお店に向かいました。
レセプションの方に入店希望を伝えると、テラスか店内か、希望の席を聞かれます。
アールデコの店内を堪能したかったので店内を希望すると、店内中央くらいまで案内されて、「どこでも良いよ👌」みたいなことを言われたので、適当な席に座りました。
⬇️この時まだ店内はガラガラです。
照明や柱の装飾などを見ると、スッキリとした直線のアールデコ様式で統一されていて、パリのお店にいるんだなぁ~と実感します。
店内は約100年前の、開店当時の雰囲気がそのまま残っているんだそうです。
⬇️奥にはかつての店内の写真、それにバーも見えます。
さて席に着き、渡されたメニューを開くと、案の定何が何だかさっぱり分かりません。
オーダーを取りに来たギャルソンに「何が何だか・・・」と英語で助けを求めると、満面の笑みで「やさい、おにく、おさかな・・・」とメニューを指差しながらカワイイ日本語で教えてくれたので、なんとかオーダーを済ませることが出来ました。
次に行くときには、あらかじめメニューをチェックするか、Google翻訳を駆使しようと思います。
⬇️席から見えた天井画は、なんだかPOPな感じです。
⬇️しばらくするとグラスワインにパン、それと「やさい」が運ばれてきました。
「やさい」にはパルメザンチーズがたっぷりかかっていて、アーティチョークと酢の利いたドレッシングがよく合って、抜群の美味しさでした。白ワインがすすみます。
ギャルソン達も通りすがりに話しかけてくれたりニコッとしてくれたりして、おひとりさまの私にかなり気を使ってくれていました。
しかし結構な量です。あろうことか、サラダの途中ですでにお腹いっぱいになってきました。
そしてサラダを食べてる間にみるみる人は増え、いつの間にか満席に。
それに伴い、ギャルソン達も忙しさのせいか殺気立ってきました。
まるで忙しい時間帯の安い居酒屋のようです。
すぐ隣の席に座ったご夫婦連れは、いつまでもオーダーを取りに来られず半ギレのご様子。
私もサラダを下げてもらうのに苦労しました。
さっきまでは、痒いところに手が届くような気配りだったんですけどね。
⬇️ということで、メインのお肉です。
網焼きでミディアムレアの分厚いお肉は、外側が香ばしく程よい塩とスパイスで、ソース無しでも充分な美味しさでした。
付け合せのポテトもカリッと揚げたてホクホクで、本当に美味しかったです。
しかしお腹がいっぱいで、半分も食べられませんでした。
デザートが味わえなかったことが、本当に心残りです。
ラ・クーポールに行ってみた感想と、これから行く人へアドバイス
・予約をとっていなければ、人の少ない夕刻に入店する。
・何を食べても美味しい
・量が多いので、サラダ(or 前菜)+メインより、メイン+デザート がおすすめ
お店に行く前には、ぜひブラッスリー ラ・クーポール(La Coupole)の公式ウェブサイトを見てみてください。