国宝の仏殿を有する下関長府の功山寺は、これまで何度も歴史の舞台となっています。
- 高杉晋作回天の挙兵
- 三条実美等五卿潜居
- 大内義長自害
- 足利尊氏立ち寄りの地
今は紅葉真っ盛りです。早速功山寺を歩いてみましょう。
なお、お寺に横付けの駐車場もありますが、ぜひ高杉晋作になったつもりで、石段を登って行かれることをお勧めします。
⇩ 国の重要文化財である総門を抜け、功山寺へ向かいます。
⇩ 総門を抜けるとしばらく平坦な道が続きます。
⇩ 階段の手前から山門を見上げると、紅葉に日が差して輝いています。
⇩ 階段下の右側にはスロープと手すりがあります。
最初の総門前の階段さえクリアすれば、そこからは階段はなく歩いて上まで上がれます。
⇩ 2番目の階段を登り切った、この眺めが一番美しいかもしれません。
⇩ 最後の階段を上ると、山門が目の前に迫ります。扁額もよく見えます。
⇩ 山門を抜けると、目の前には国宝の功山寺仏殿。建立は1320年、鎌倉時代です。
⇩ 扁額「金山」は後醍醐天皇の勅願だそうですが、よく見えません。
大内義長の自害の地は、この仏殿ではないかと言われています。
⇩ 仏殿の横には、毛利家の墓所の入り口があります。
⇩ 功山寺の法堂。敷地には紅葉の他、桜の木もあります。
⇩ 法堂の屋根。
⇩ 法堂の正面右側には売店があり、ここで拝観料を支払うと、法堂や三条実美等五卿潜居の間、それにお庭や韋駄天像を見ることができます。
⇩ いただいたパンフレットの写真ですが、コケ庭は見事な美しさでした。
⇩ このパンフレットの写真の韋駄天立像は目が開いていますが、照明があたっている実物は目が影になるのか、目を閉じているように見えるんです。
そして近づくと照明が消える仕掛けになっているのですが、照明が消えると玉眼が浮かび上がり、この写真のように見えます。
つまり照明が消える前は目を閉じているのに、近寄って照明が消えた途端、目を開いて見られているような錯覚に陥り、ちょっとドキッとします。
⇩ 境内には高杉晋作の像があります。
挙兵したときは雪が降り積もり、一面真っ白であったそうで、雪の積もった日にまた来てみたいと思いました。
⇩ 隣接している旧長府博物館の建物は国の有形文化財です。現在は外観しか見られない模様。
ちなみに、お手洗いは和式しかありませんでしたので、他で済ませて来られることをお勧めします。