現在山口県立美術館で開催中の「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品展」に行ってきました。
室町時代の水墨からやまと絵、江戸時代の琳派、狩野派、浮世絵、南画を経て近代の絵画まで、日本からアメリカに渡った日本美術が里帰り展示中です。
俵屋宗達、伊藤若冲、狩野探幽、浮世絵の写楽や北斎など、ビッグネームが勢ぞろい。
⇩ さっそく向かいましょう!
⇩ 入り口にはイヤホンガイドの貸し出しもありますので、是非ともお借りしましょう。600円です。
それでは展示を見てみましょう!
展示について
今回の展示は、フラッシュ・自撮り・動画でなければ撮影もOKですので、ほんの一部をUPします。
⇩ 入り口から入ると”Mia”のサインボード、その先には迫力ある龍の屏風がお出迎え。
⇩ 虎と龍で対をなす大迫力の屏風です。
⇩ 平日の正午頃の山口県立美術館。人が少ないので思う存分堪能できました。
⇩ 作者不明の西行物語図屏風。
⇩ 長谷川等哲の白梅図屏風。
⇩ 所々に苔が生え雪の積もった幹、可憐に咲いた梅の花、右下奥にひっそりと、しかし華やかに咲き誇る牡丹?すべてステキです。
⇩ ここで大きく取り上げられていたのが、「きりぎりす絵巻」です。私もこれに一番鑑賞の時間をかけました。
⇩ 巻物が大きく広げられていました。
⇩ よく見ると、衝立や板戸に描かれた花鳥の絵、畳の縁まで細かく描かれています。
登場人物が人間でないことを除けば、まるで源氏物語絵巻のようです。
⇩ 万葉仮名も美しいです。
⇩ それぞれの着物の柄も違っていますし、どれもステキです。
⇩ 琳派の場所では俵屋宗達の御軸や屏風絵が。
⇩ 私のお気に入りはこれ、鈴木其一の「三夕図」。静かで心が落ち着きます。
⇩ 2階へのぼると、狩野派の襖絵や屏風、そして浮世絵などが展示されています。
⇩ 北斎の富嶽三十六景。
⇩ 歌川豊広の鴨川納涼図。着物が華やかだし、涼しそうだし、とても楽しそう。
⇩ こちらは作者不明の「阿国歌舞伎図屏風」。
⇩ 右上の取っ組み合いのケンカをしている人の目の前で、のんびりお饅頭を食べている人、「だーれだ?」をしている人、書を書いている人、寝ている人、鏡を見ながらヘアセットしている人、相撲を取っている人など、いろんな人が楽しそうにしています。
こういうのホントに好き(笑)
⇩ この虎も近くでよく見ると、毛がフサフサしてて目力あって迫力あるけど、どこかカワイイ。
⇩ 曾我蕭白(そがしょうはく)の群鶴図屏風。ご機嫌なひな2羽に向かって、羽を広げて「おいで!」している様子が微笑ましい。
⇩ にじみで表現したふわふわの羽、繊細に描かれている鶴の頭とは対照的に、岩や植物は大胆に描かれています。
⇩ 横山崋山の蘭亭曲水図屏風。川に流された杯が自分の前にくるまでに詩が読めないときは、その杯のお酒を飲まなければならないお遊びの図だそうです。
⇩ 私が注目したのは、屏風の右端でお酒の準備をしている裏方さんたち。お運びさんはどことなくにやにやしていて、とても楽しそう。
⇩ 細川林谷の仙台観猟図。ひたすらかわいい。
⇩ 展示の最後は明治・大正期の近代絵画で、室町から時代に沿っての展示はこちらで御仕舞いです。
⇩ 気が付いたら3時間くらい堪能していました。
ミュージアムショップ
⇩ 今回も魅力的なミュージアムグッズがたくさんありましたよ!
⇩ ミネアポリス美術館のトートバッグ。
⇩ カードサイズのマグネット。
⇩ 小さなマグネットのセット。
⇩ 若冲のノートと一筆箋。
⇩ ブックマーク。
⇩ チケットホルダー。
⇩ 和ろうそくとマルチクリーナークロス。
⇩ そして私が購入したのはこの2点。見開きA4サイズのクリアファイルとチケットホルダー。
⇩ クリアファイルを広げてみたら、今回の展覧会の代表作が勢ぞろい。
⇩ チケットホルダーも広げてみました。
⇩ チケットホルダーの内側。透けててよく分かりませんが、表と絵柄が続いています。
アクセス・チケットなど
ミネアポリス美術館 日本絵画の名品展 について
[会場]山口県立美術館
[会期]2022/3/1~4/17
[開館時間]9:00〜17:00(入場は16:00まで)
[休館日]3月14日、3月28日、4月11日(いずれも月曜日)
[観覧料]一般1,500(1,300)円/シニア・学生 1,300(1,100)円╱18歳以下無料
⇩ 山口県立美術館の場所はこちらです。
⇩ 公式サイトはこちらです。
山口県立美術館 ミネアポリス美術館 日本絵画の名品展 公式サイト
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